さーよん

Windows 10でのインストール方法


元々CPIMEはWindows XP用に開発されたため、Windows 10環境では追加の設定が必要になります。
また、Windows 10ではバージョンによって仕様変更が頻発しており、使っているバージョンによって対応方法が異なります。

この点、各バージョンの対応方法を調査、説明してくださっているPinyin Joeさんよりご許可をいただき、各バージョンの対応方法について日本語訳の説明を追加させていただいております。
また、1809(2018年9月)アップデートは追加の設定ファイルも必要になるため、Hong Kong Visionさんの日本語解説ページをご紹介しております。
この場をお借りしてPinyin JoeさんおよびHong Kong Visionさんにお礼申し上げます。
なお、Pinyin Joeさんの原文ページ(英語)は以下になります。

FAQ: How to select Cantonese Phonetic IME (CPIME) in Windows 10

Windows 10のバージョン確認方法


ご使用中のWindows 10のバージョンを確認するには、画面左下のWindowsマークをクリックして検索ボックスに「winver」と入力してエンターキーを押すか、キーボードのWindowsキーを押しながらRキーを押して、表示された実行ダイアログに「winver」と入力してエンターキーを押してください。



2004アップデート(2020年5月更新パッチ)


2020年5月更新パッチによってまた仕様が変更されました。対応方法として以下ご参考ください。

  1. まずはインストール方法ページの手順でCPIMEをダウンロード、インストールしてください。
  2. Calvin Liさんによる対応方法:「cpimefix.ps1」のZIPファイルをダウンロードします(※なお、他の広東語入力ソフトをインストールしている場合、このファイルを実行するとそれらの広東語入力ソフトが削除されるためご注意ください)
  3. 右クリックして解凍し、解凍後のファイルを右クリックして「PowerShell で実行」を選択してください。
  4. 上記の対応方法を実行後、以下旧バージョンの手順で設定をしてください。

この場をお借りして対応方法を見つけてくださったCalvin Liさん、修正パッチファイルをご提供いただいたPinyin Joeさんにお礼申し上げます。

1903、1909アップデート(2019年5月、11月更新パッチ)


2019年5月、11月更新パッチによってまた仕様が変更され、Windowsのバージョンやセキュリティ設定によって以下1809アップデート対応のバッチファイル実行時に警告メッセージが出るようになりました。対応方法として以下参考ください。

  1. まずはインストール方法ページの手順でCPIMEをダウンロード、インストールし、以下のどちらかの方法を実行してください。
  2. Sunny Chanさんによる対応方法:Sunnyさんのサイトを開き、「cpimefix.xml」リンクから同名のファイルをダウンロードしてCドライブに保存、サイト内の手順に従ってコマンドラインから設定を適用してください。
  3. Calvin Liさんによる対応方法:「cpimefix.ps1」のZIPファイルをダウンロードして解凍後、Windowsパワーシェルコマンドから同ファイルを実行してください。
  4. 上記いずれかの対応方法を実行後、以下旧バージョンの手順で設定をしてください。

この場をお借りして対応方法を見つけてくださったSunny ChanさんとCalvin Liさんにお礼申し上げます。

1809アップデート(2018年9月更新パッチ)


2018年9月更新パッチでは追加設定ファイルとその設定を反映させるためのコマンドを流す必要があります。
Hong Kong Visionさんのウェブサイトで詳細な説明と設定ファイルおよびコマンドを流すためのバッチファイルを配布いただいておりますので以下ページのインストール手順をご参照ください。

Windows10に広東語IMEをインストールしよう

1803アップデート(2018年4月更新パッチ)


2018年4月更新パッチではこれまでのバージョンで設定に必要だった「言語の追加」がコントロールパネルのメニューから削除されてしまい、通常の設定画面からは開けなくなってしまいました。シェルスクリプトのコマンドを流して「言語の追加」画面を開く必要があります。

  1. 画面左下のWindowsマークをクリックして検索ボックスに「run」と入力してエンターキーを押すか、キーボードのWindowsキーを押しながらRキーを押して、実行ダイアログを表示します。
  2. 実行ダイアログに「shell:::{BF782CC9-5A52-4A17-806C-2A894FFEEAC5}」の文字列を貼り付けて実行します。
  3. 「言語の追加」画面が開きます
  4. あとは以下の「1709以前のバージョン(2017年10月更新パッチ)」の手順で設定してください。

英語版ですが、Sunny ChanさんがYouTube動画をアップロードしてくださっているのでご参考ください。


1709以前のバージョン(2017年10月更新パッチ)


1709以前のバージョンでは、入力言語の設定がタブレットモード側の「設定」の「時刻と言語」と、デスクトップモード側の「コントロールパネル」の旧「地域と言語」の設定で別々に分かれており、「時刻と言語」画面から旧設定画面に行く必要があります。

まずはCPIMEを追加する前に、「中国語 (繁体字、香港特別行政区)」を追加する必要があります。

  1. 画面左下のWindowsマークをクリックして設定画面を開き、「時刻と言語」をクリックします。
  2. 左メニューの「地域と言語」をクリックし、「言語を追加する」をクリックします。
  3. 「中国語 (繁体字、香港特別行政区)」を選択し、「次へ」、「インストール」で追加します。
  4. インストールが完了し、「中文(香港特別行政區)」に「言語パックをインストールしました」と表示されるのを確認してください。

次に以下の設定でCPIMEを追加します。

  1. 画面左下のWindowsマークをクリックして設定画面を開き、「時刻と言語」をクリックします。
  2. 左メニューの「地域と言語」をクリックし、「関連設定」項目にある「日付、時刻、地域の追加設定」を開きます。
  3. 「コントロール パネル」の「時計、言語、及び地域」の「言語」をクリックします。
  4. 前段で設定した「中文(香港特別行政區)」の右にある「オプション」をクリックします。
  5. 「入力方式」にある「入力方式の追加」をクリックします。
  6. 「Cantonese Phonetic IME (CPIME)」を選択して追加します。
  7. これで言語バーに追加され、「Cantonese Phonetic IME (CPIME)」が選択できるようになります。